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平成七年から進めてきた浄興寺本堂の保存修復工事が平成十五年をもって完了しました。
約九年間の歳月と約十七億八千万円の巨費を投じた、まさに平成の大修理です。
 

半解体修理 柱や梁など主要な構造は残して解体し、破損部分を修復しながら組み直す方法。部材の九割は補修して再利用しました。
復元年代 この建物が浄興寺の本堂として完成した江戸時代末期(十九世紀中頃、本堂は約二〇〇年かけて完成)。
構造補強 耐震のため、コンクリート基礎の上に鉄骨を組み補強(地震の際、鉄骨に寄り掛かり倒壊を防ぐ。ただし本体と鉄骨は接していません)。
防災工事 放水銃四基・ドレンチャーや避雷設備等を設置しました。本道を災害から守り後世に伝えていかなければなりません。


建立年代 延宝七(一六七九)年頃
※新潟県下最古の真宗本堂
大 き さ 桁行二八.二m 梁間二七.八m 棟高一八.六m
※新潟県下最大の真宗本堂(国宝・重文に指定されている真宗本堂としては全国五番目の規模)
特  徴 一般寺院本堂では、十八世紀中期以降に採用される、身舎部分の柱を全て円柱として、各所に絵様の入った虹梁や彫刻入りの蟇股などを多く用い、内陣は出仏壇、後門形式とするなど先駆的な意匠・形式で構成されています。これは、全国の真宗本堂遺構の中でも注目されるものであり、浄興寺が本願寺と並ぶ高い格式を有していたことを示しています。豪雪地にありながら軸部の保存はよく、新潟県を代表する近世社寺建築として価値の高いことから国重要文化財に指定されました。
指  定 平成元(一九八九)年九月二日

 
 

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