浄興寺では、「浄興寺本廟」において、総体納骨という形式で、永代護持させていただきます。
また、本堂(平成元年 国の重要文化財指定)内の御霊屋に納骨壇、敷地内の墓地に護持墓(供養墓)を設置し個別納骨を受け賜わっております。
浄興寺本廟
親鸞聖人の御頂骨を安置する本廟です。弘長二1262年、京都で亡くなった聖人の御頂骨は、遺命により、当時、常陸国(茨城県)にあった浄興寺に納められました。本廟には、聖人のほかにも本願寺三世の覚如上人以降の本願寺歴代門主の分骨も納められており、浄興寺が浄土真宗開宗の由緒をもつ寺院として、厚く信仰されていたことを物語っています。記録によると、本廟は、六年の歳月を費やして、明治二十一年に完成しています、注目すべきは、正面唐門と塀の装飾です。柱や妻飾りなどの細部にいたるまで、花鳥、動物などの精巧で美しい彫刻が施されています。これらは、柏崎の名匠、篠田宗吉が棟梁となって完成させたものです。
本堂(平成元年 国の重要文化財指定)内の御霊屋に納骨壇
御霊屋と個別納骨壇は、平成元年 国の重要文化財指定された浄興寺本堂内に設置されております。
また浄興寺本堂は、正面に三間の向拝を付けた一重、入母屋造りで、県内の寺院建築では最大でかつ最古の真宗本堂です。
身舎部の柱はすべて円杜で、いたるところに絵様の入った虹梁や、彫刻が施された蟇股などを多く用いるなど江戸時代前期の建築物としては先駆的な意匠・形式で構成されています。
こうした特徴は、全国の真宗本堂の中でもとりわけ注目され、浄興寺が東・西本願寺(京都)と並ぶ格式の高い寺であったことを示しています。
永代供養墓(個別型・集合型)
浄興寺地内に設置している永代護持墓です。個別型と集合型があり、お墓の承継が困難な方のために管理・供養のすべてを当寺が永代に渡り行います。